結ぶという行為の意味 〜古代から現代へのむすび〜

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「むすび」という言葉には、単なる「結ぶ」以上の深い意味が込められています。

先日、Instagramで「結ぶとは何か?」という問いかけをしました。すると、「おむすび」「縁結び」「大切に温める」 という言葉が寄せられました。

確かに、おむすびは「むすぶ」食べ物。縁結びは人と人をつなぐ行為。では、古代の日本では「結ぶ」という行為にどんな意味があったのでしょうか?


1. 「結ぶ」とは何か?

私たちは日常の中で、無意識に「結ぶ」という行為を繰り返しています。

人と人、過去と未来、想いと形── すべてが「むすび」の中にあります。

特に、「おむすび」や「縁結び」 という言葉は、日本人にとって特別な意味を持つものではないでしょうか?

  • おむすび は「手で握る(むすぶ)」ことで形を作り、想いを込める食べ物。
  • 縁結び は「人と人をつなぐ」行為。

どちらも、単なる物理的な「結び」ではなく、見えない力が働いているように感じられます。

では、古代の日本では「結ぶ」とはどのような意味を持っていたのでしょうか?


2. 精麻と真菰 〜「結び」のエネルギーを持つ植物〜

「結ぶ」という行為は、単に糸や紐を結ぶことではなく、エネルギーをつなぐ行為 でもありました。

精麻(せいま)

✅ 神社のしめ縄や御幣として 「結界を作る」 ために使われた。
✅ 邪気を払う、エネルギーを整える力があると信じられてきた。

真菰(まこも)

✅ 水と共に生き、場のエネルギーを 「浄化し、調和をもたらす」 植物。
✅ 祭祀や神聖な儀式の場を整えるために使われてきた。

📌 つまり、古代の人々は「結ぶ」という行為を通じて、場のエネルギーを整え、心や環境を調和させていたのではないか?


3. 戦後、「結びの文化」はどうなったのか?

🔹 科学の発展とともに、「自然のエネルギーを調整する技術」は軽視されるようになった。
🔹 真菰が生える場所が減り、精麻も一般には使われなくなった。
🔹 しかし今、「自然の力を見直す流れ」が再び生まれている。

📌 古代の叡智を取り戻し、「むすび」の本質を思い出す時なのかもしれません。


4. では、どうすれば「本来の力」を取り戻せるのか?

🔹 「本物」を知ること → 伝統的な精麻や真菰の使い方を学ぶ。
🔹 日常で「結ぶ」を意識すること → ただの道具ではなく、意図を込めて使う。
🔹 むすびを広め、つないでいくこと → 知っている人が伝え、未来へつなぐ。

📌 「むすび」とは、単に結ぶことではなく、「本来のエネルギーを取り戻すこと」。


✨ まとめ:「精麻と真菰のむすびを思い出せ!」

💡 精麻と真菰は、古代から「場を整える植物」だった。
💡 「むすび」を理解することで、本来のエネルギーを使いこなせる。
💡 過去と未来を結ぶために、今、本当の「むすび」を実践しよう!


次回予告:「ニギハヤヒと精麻 〜封じられた神とむすびの叡智〜」

次回は、古代日本で「天から降りた神」とされる ニギハヤヒ が、精麻とどのように関わっていたのかを探ります!

📌 ニギハヤヒは、本当に「神武に負けた」のか?
📌 古代の「むすびの民」とは何者だったのか?

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