「むすびの起源 〜天地創造と精麻の秘密〜」
1. 天地がまだ混沌としていた時代
むかしむかし、天地がまだひとつに溶け合い、形のない混沌(カオス)だったころ。
そこに最初に生まれた神々がいた。
彼らは 「むすび(結び)」の力 を持ち、混沌を整え、天地を創造した。
むすび とは、分かれているものをひとつにし、新たな命を生み出す力。
この力を授かった神々こそが、 イザナギとイザナミ だった。
2. 精麻の神聖な役割
イザナギとイザナミは、天地の間に 「天の御柱(あめのみはしら)」 を立てた。
これは 「むすび」 の象徴であり、天と地をつなぐ架け橋だった。
その柱には、神聖な精麻(せいま) が巻かれていたという。
精麻は、 神々のエネルギーを媒介し、結びの力を増幅する存在 だった。
そして、精麻にはこんな不思議な性質がある。
- 電磁波を整える → 神社のしめ縄が精麻で作られる理由
- エネルギーを安定化させる → 人や場の気を清める
- 結界を作る → 神聖な空間を守るために使用された
天地創造のときから、 精麻はエネルギーのむすびの鍵 となっていたのだ。

3. むすびが生んだ生命の流れ
イザナギとイザナミは 天の御柱を回り、結ばれることで、世界に命を生み出した。
この神話は 結びの法則 を表している。
結びとは、異なるものをつなぎ、新しいものを生み出す宇宙の原則。
- 風が水と結ばれ 雲 になり、雨を降らす
- 男と女が結ばれ 生命 を生む
- 想いが結ばれ 文化 となる
精麻もまた、神と人、人と自然をむすぶ神聖な素材 として用いられ続けた。

4. しかし、「むすび」の力が封じられる時代へ…
やがて、人々は むすびの力 を忘れ始める。
神々が授けた「結びの法則」ではなく、 支配の構造 を作る者が現れた。
- 精麻を神社のみに限定し、一般の人々の手から遠ざけた
- 「結び」の本当の意味を隠し、単なる儀式とした
- 本来の精麻の力を知らないまま、形だけが残された
こうして、むすびの本質が失われていったのだった。

5. 「むすび」を取り戻す旅が始まる
しかし、すべてが失われたわけではない。
古代から伝わる神話、しめ縄、祝詞、そして 精麻 に、その叡智は宿っている。
私たちが 「むすび」 の意味を思い出したとき、世界はもう一度、調和へと向かうのかもしれない。

📖 次回、「精麻とエネルギー 〜古代の叡智と現代の支配〜」へ続く…
🔍 次回は、精麻が持つエネルギーと、なぜその力が封じられたのかを深掘りしていきます。楽しみにしていてください!
コメント